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国際親善チェス大会 in 新潟 2016 に参戦してきた(その2)

  新潟参戦記の続きです。  


  4.会場に行こう!

  大阪から一晩バスに揺られ、やや寝不足気味で新潟着。すぐに路線バスに乗り換えて会場の天寿園に到着しました。最寄りのバス停から天寿園までは本当にすぐなので道に迷う心配はほぼないですね。何せ降りたら見えるので迷いようがない。
  
  知り合いが1人もいないアウェイ感を覚えつつ受付で手続きを済ませ、その辺の椅子に座ってふいと前方に目をやると……ごく普通に羽生三冠がいました。茶髪にされたと聞いていましたが、本当に染めたんですね。「おおー、羽生さんの本物だぁー!」「青嶋五段もいるぞ!」とこの時点でかなりテンションが上がっておりました。いやあ、羽生さんも青嶋五段も中国のGMも……実在してたんですね。生きて動いている姿を見て実感が湧きました。

  その後の開会式を経ていよいよ実戦です。
  

  5.試合をしよう!

  招待選手とAクラス、Bクラスは開会式と同じホールで試合を行いますが、Cクラス、Dクラスは畳敷きの別室です。移動すると、そこには主催者側の用意した盤駒が……。また、Cクラス以下は持ち時間も各ラウンドの終了時間を決めて指し切る形*1で運営されていたので、時計も含めて用具なしで会場に行ってもどうにかなったかもしれません。*2
  個人的には時計を使いながら指したことがなかったので持っていってよかったと思います。*3

 Round.1

  6番ボードで黒を持ってのスタート。相手の方はきちんとした身なりの中年の男性でした。ちょっと事故のような形でこちらがクイーンを取ることになり、早めに勝ち切ることができました。物理駒に目を慣らしながらポイントも稼げて、上々の滑り出しといったところ。

  時間に余裕ができたのでBクラス以上の会場に回って試合を見てきました。
  ……なんだか、もの凄く高度ですね。招待選手の皆さんやAクラス上位の方々は別格として、Bクラスの皆さんも自分より遥かにレベルが高いように見えました。率直な感想を言わせてもらうとBクラス以上からは0.5ポイントも削れそうになかったです。ちょっとついていけない……。

  招待選手の試合も物理的に手が届いてしまいそうな距離で見られたので非常に楽しい時間を過ごせました。


 Round.2

  次は4番ボード、初めて白を持ちます。相手の方は……小学生の男の子でした。


  
  小学生ながらしっかり意図を持った指し回しで、劣勢に陥りました。最後はブランダーで勝たせてもらった形になりましたが、内容は負けといっていいですね……。

  内容が良くなかったゲームを反省しつつ、後半戦に入ります。

(その3へ)

  

*1:一応の持ち時間は45分切れ負け

*2:ただ、それをあてにしてしまうと運営が成り立たなくなってしまう可能性もありますし、やはり用具持参と明記されていた以上は持参すべきだと思います。

*3:時々押し忘れましたが、それもまたOTB初心者の楽しみの一部ということで

国際親善チェス大会 in 新潟 2016 に参戦してきた(その1)

 タイトル通り、チェスの試合に出るために新潟まで行って来ました。色々あったんですが、総じて「行ってよかった」と感じられるイベントでした。新潟での親善チェス大会は毎年行われているようなので、この記事が参加を検討しておられる方の参考になれば幸いです。


1.チェス大会に出よう!


  大会前の自分はチェスの大会なんて一度も出たことがないどころかOTB*1すら未経験でした。大会の情報やチェスクラブの情報をググっては「ネットでも大したことない奴が出ていいのか」「リアルでチェスやってる人って怖そう(偏見)」と不安になり、「やっぱりやめとくか!」とOTBに背を向けていました。しかし……


 この動画に出会った結果「老若男女、レーティングの高低に関係なく試合に出ていいんだ……」「やっぱりチェスは最高だな……」「よし、俺も出てみるか」と意味もなくノリと勢いだけで大会に出るモードにスイッチが入りました。
  この時点で7月の半ばを過ぎていました。


2.新潟へ行こう!

  ざっくりとググったところ、新潟の大会のほか地元に近いクラブでの例会に加え東京、名古屋での大会という選択肢もありました。結局西日本から新潟まで出向いてしまったのですが、理由はおおよそ以下の5点です。

 

  • 新潟には過去一度も行ったことがなかったので一度上陸してみたかった
  • クラス分けが細かいので、棋力的な居心地の悪さを感じずに済みそう
  • スイス式で4試合という本式の試合らしさを味わってみたかった
  • 全国から集まる大会の参加者と交流を持ってみたかった
  • 将棋の羽生三冠や青嶋五段に加え、中国のグランドマスターがやってくるので、彼らを見られるだけでも行く価値はありそう

 
  今振り返ってみると最後の一つが一番大きかったのかもしれませんねー。ウェブに公開されているアーカイブで過去に開かれた大会の様子がわかったのも安心感を高めてくれました。


3.大会の準備をしよう!

  まず道具面。Cクラス以上は盤駒及び対局時計を持参することになっていたので、Cクラスにエントリーしていてチェス用具を一切持っていない自分は通販で購入しました。いずれ入手したいと思っていたのでよい機会でした。
  盤はシート状の安いもの、駒はプラスチック駒を選択。使えりゃいんです、使えりゃ。時計はフィッシャーモード*2に対応したDGT*3のやつを買うぞー!と勢い込んだものの海外通販がうまくいかずに非対応の商品を2つ入手してしまいました……。大会運営の方に問い合わせたところ、フィッシャーモード非対応でもOKとのことでひとまずは安心。

  あとはチェス面の準備です。普段オンラインでしかチェスをしていないので、モニター上の記号でない本物の盤駒に慣れようと買った盤駒で棋譜並べをしてみたんですが……これ、全然感触が違いますね。ただでさえ見えていないタクティクスがもっと見えなくなって泣きそうでした。
  本番まで普段通りのネット対局のほか、盤駒を使った棋譜並べと3D表示でのコンピューターとの対戦をちょぼちょぼとやっておりました。効果のほどは不明です。

  かくして、新潟へ向かう前にエントリを一つ使い切ってしまいました。次から対局が始まる予定。

(その2へ)

*1:現実世界で実態のある盤駒を使ってするチェスのことをこう呼ぶ

*2:持ち時間の方式。一手ごとに残り時間に一定の時間が加算される

*3:チェスクロックの有名ブランド